昔の日本の食事を見てみると、栄養バランスが良く、体によいものをしっかり摂取していたという事がわかります。
ごはん、味噌汁、魚、漬物、煮物、ヘルシーで栄養価が高く実に理にかなったバランス総合メニューです。
煮物には根菜類などが豊富に利用され食物繊維が多く、味噌汁や漬物には乳酸菌が豊富、さらに魚にはドコサヘキサエン酸にエイコタペンタエン酸などの脳によい栄養素が含まれています。
こうした食事を継続的に摂取していたことで、意識することなく乳酸菌を継続的に摂取していたという事がわかります。

現在は日本人の食事が欧米食化していて、脂質や塩分が多く、食物繊維も乳酸菌の少ない食事になっています。
男性は女性よりも便秘になりにくいといわれていましたが、近年、男性の便秘が多くなっていることも、こうした食生活の変化による要因が大きいのではないかといわれています。
アレルギー疾患の方が多くなったことも、免疫力が低下している人が多くなっているという事も、食生活の変化が要因の一つと考えていいでしょう。

乳酸菌は現代人が抱える体の問題に対応できる菌類として注目されています。
腸トラブルの改善、免疫力の向上、アレルギー疾患の症状緩和など様々な効果が知られるようになり、積極的に食生活の中へ利用する方が多くなっています。
乳酸菌を摂るベストな時間帯は食間や食後など胃酸が弱まっている時です。
空腹時に摂ると胃酸に負けて生きたまま腸に届かないので、摂る時間帯に少し気をつけてください。
乳酸菌は継続的に利用してこそ、腸内で有用な働きを継続してくれる菌類です。
腸内にとどまっている期間も通常7日間程度なので、継続した摂取が必要になります。
毎日飽きないで摂り続けるために乳酸菌をおいしく食べられるレシピが載っているサイトを紹介します。
一定の量を摂り続けることで、腸内環境を整え健康な体をサポートしてくれますので、乳酸菌を摂り入れた食生活を始めてみましょう!