世界遺産として和食が登録され、私たち日本人の食文化が世界に認められたことで、現代に生きる日本人も、和食を見直し始めています。
和食は栄養素のバランスが良く、脂質の多い欧米食と比較すると、摂取する食品の数も多いので健康食として見直されています。
毎日の健康に有用な働きをする乳酸菌についても、和食の中に幅広く利用されていますが、中でも今日、漬物が注目されています。

乳酸菌が含まれる漬物は多数あり、しば漬けやぬか漬け、たくあんや野沢菜といったポピュラーなものから、近年注目が集まり話題となったラブレ菌を有する京都のすぐき漬け、また長野県の木曽地方で作られている「すんき」という漬物にも、豊富な乳酸菌が含まれています。
その数なんと20種類以上、しかもすんきにしか含まれていないという乳酸菌が4種類含有しています。
すぐき漬けに含まれているラブレ菌についてはhttp://www.prescottarts.org/mennekiryoku.htmlでも解説されています。

漬物に含まれている乳酸菌は植物性なので消化液に強く生きたまま腸内に届き、しかも塩分にも強い耐性を持っています
様々な乳酸菌が腸内に到達すれば、より善玉菌を増殖させ、腸内環境を良くするほか、免疫力向上、アレルギー緩和、血中コレステロールの増加抑制などの働きを強めます。
漬物は日本の伝統食として親しまれてきたものですが、実は菌類たちの発酵によって作られた自然からの「健康の元」です。